【2人目妊娠中】イギリスと日本の妊婦健診や産後の過ごし方の違い

第二子妊娠記録

現在35週で2人目を妊娠中のマミーです。予定日は8月半ば。実は私、今回日本で出産するのが初めてなのです。

というのも、1人目の妊娠発覚から妊娠中期の終わり頃までは日本の病院で診てもらっていたのですが、その後、主人の仕事の都合でイギリスに戻らなくてはいけなくなったので、妊娠後期から出産はイギリスで過ごしました。

イギリスと日本では妊婦健診の回数や内容が全く異なり、違いに驚かされることが多々あります。日本での出産はこれからですが、これまでに気付かされたイギリスの妊婦健診や産後の過ごし方の違いなどをまとめてみました。

妊娠発覚から最初の超音波検査まで待たされる

妊活をしていると、妊娠検査薬で陽性反応が出てから病院で診断してもらうまでの期間って地獄のように長く感じますよね・・・フライング検査なんかで陽性反応が出たら尚更、生理予定日までまず待って、そこから一週間、二週間。

イギリスだと最初の「Booking Appointment」と呼ばれている助産師との面談は大体妊娠8〜10週の間に行われます。妊娠発覚後すぐにかかりつけの病院(GP)に連絡を取ることはできるのですが、実際に検査などを行うのは妊娠8週以降になります。しかもこの面談では、尿検査、血圧測定、血液検査などは行われますが、内診はしないんです!実際に超音波検査で赤ちゃんが確認できるのは妊娠11週〜14週で行われる「Dating Scan」というアポイントになります。

赤ちゃんは元気にしてるの?子宮外妊娠じゃないよね?など、妊娠初期の色々な悩みがすぐに解消されず、本当に不安になってしまいそうですよね。

妊婦健診の回数と項目が日本に比べると少ない

日本に比べると、イギリスの妊婦健診の回数とチェックする項目は圧倒的に少ないです。

まずイギリスでは基本的に超音波検査は2回になります。11週〜14週で行われる「Dating Scan」と18週〜21週に行われる「Anomaly Scan」だけです。日本だと毎回超音波検査が行われますよね。

赤ちゃんの成長や様子が定期的にチェックできる日本の妊婦健診はとてもありがたいなと感じます。

イギリスで行った超音波検査の画像
イギリスでは超音波検査の画像は欲しければ5ポンド払って購入しなければなりません

回数だけではなく、内容も異なります。イギリスでは基本的に妊婦健診は助産師が担当します。尿検査、血圧測定、心音確認、子宮底長測定が主にチェックする項目です。ここに含まれていないのが、体重!そうなんです、イギリスの妊婦健診では体重測定は行いません。日本だと毎回血圧と体重を測りますよね。1人目の時は、体重が増えすぎていると助産師に怒られたりしましたが・・・イギリスだと「(見た目)あなたは細いから大丈夫よ〜」とだけ言われ、結局一度も妊婦健診で体重を計ることはありませんでした。

妊娠後期になると日本ではNSTなども行われますが、イギリスはそのような検査はなく、助産師とのいつものチェックが続きます。もちろんなんらかの症状があり、医学的に必要ということになれば内診なども行うはずですが、子宮頸管の長さ、お腹の張りの具合などを細かくチェックすることはないので、そのまま出産へと進みます。

妊娠糖尿病のスクリーニング検査は必須ではない

日本だと妊娠糖尿病のスクリーニング検査は全妊婦に対して行われますが、イギリスでは必須ではありません。イギリスでは、下記項目に当てはまる妊婦にのみ検査が行われます。

・年齢が40歳以上
・BMIが30以上
・4.5kg以上の赤ちゃんを産んだことがある
・過去に妊娠糖尿病と診断された
・親もしくは兄弟に糖尿病の人がいる
・南アジア、アフリカ・カリブ、中東系の血が入っている
・胃のバイパス手術や減量手術を行ったことがある

私は1人目の時は当てはまる項目がなかったので、スクリーニング検査対象外となりました。しかし、今回日本では全妊婦に行われる糖負荷テストで1項目引っかかり、妊娠糖尿病と診断されました。1人目の娘は日本の先生曰く「少し大きめに生まれたね〜」とのことなので、もしかしたら当時も実は妊娠糖尿病だったのかもしれません。

「お祝い膳」は紅茶とトースト

イギリス人は1日に平均2.7杯の紅茶を飲むらしいです。朝起きたらミルク紅茶。午後のおやつにもミルク紅茶。そして夕食の後にもミルク紅茶。暑くても関係ない、夏もミルク紅茶!紅茶と同じように、イギリス人が愛するものといえばトースト。焼き加減や塗るものなどこだわりは人それぞれですが、大体朝ごはんにはシリアルかトーストです。

そんなイギリスで私が第一子出産後(※帝王切開)、一番最初に提供された食事はミルク紅茶とトーストでした。24時間を超える陣痛との戦い、水中分娩に挑戦からの硬膜外麻酔+促進剤からの帝王切開というフルコースな出産体験を終え、手も震え、まだ麻酔も効いて下半身感覚ゼロな私も、お決まりのイギリスのお祝い膳をいただきました。

帝王切開手術が終了後間も無く提供された紅茶を飲む夫と疲れ果てた私

さすがに食べられるような状態ではなかったので、トーストもミルク紅茶もありがたく夫がいただきました。

帝王切開後でもサンデーロースト

日本だと帝王切開後は一日ほど絶食となり、翌日から重粥などから食事がスタートになりますよね。イギリスだとそういった食事制限は一切ありませんでした。

私は娘を夜中の2時に出産したのですが、たまたまその日は日曜日。イギリスでは日曜日にお肉のロースト(サンデーローストと呼ばれます)を食べる習慣があるのですが、なんと、10時間前に帝王切開をした私にもサンデーローストが運ばれてきたのです・・・!

帝王切開後に提供されたローストチキン
グリーンピースの量が尋常ではない・・・

「本当に食べていいのかな・・・?」と不安だったのですが、入院してから何も口にしていなかったので、ほとんど食べてしまいました。今思い返すと、病院で食べた食事の中で、このローストが一番美味しかった!

ちなみに手術直後に提供された朝ごはん(お祝い膳のトーストとミルク紅茶から約4時間後)はシリアルとまたまたミルク紅茶とトーストでした。

帝王切開後の朝ごはん

1人目が帝王切開での出産だったので、今回も8月半ばに予定帝王切開で出産予定です。日にちが近づいてくるにつれ、一度経験したことがあるからこそ色々と不安もありますが、頑張りたいと思います〜!

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